愛アルイナカ

世界から注目される田舎創りを目指すアイナックのスタッフブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

もう、建築家は必要ないの!?ハコをつくらない社会の到来



先日、世田谷にある宍戸錠さんのお宅が火災で全焼してしまいました。

実は私が早稲田大学で建築を学んでいたときに教えていただいていた、建築家鈴木恂さんの有名な作品(JOH6504)です。

私も学生のときは何度も何度もトレースを重ね、建築の手法を勉強させていただきました。

大変好きな作品なので非常に残念です。

トレース
↑ 学生の頃トレースしたJOH6504



私はまちづくりに携わっているものの、今は、建築設計はしていません。

こんなことをいうと建築家のみなさんに怒られてしまうかもしれませんが

「建築家の時代は終わってしまった」

と思っています。


今はまだ通用するのかもしれませんが、あと10~20年もすれば、ものをつくる建築家という職業はなくなってしまうのではないでしょうか。


その理由は
① 人口が減少してしまい、マンションはもちろん、戸建てまで含む新築住宅販売件数、新設住宅着工件数が減少するから。
また、経済的に家を建てれる、購入できる人が減少している点も見逃せません。

② 行政も税収や国からもらえるお金が減り、新しい公共施設(ハコモノ)を建設する費用がないという事態に。
すでに今、起こっていますね。


建築家は、イノベ―トしていかなければ生きていけない世の中になってきているのです。

そこで今どういう方向に向いているかというと、「モノでなくコトをつくる建築家」、「建物ではなく場所をつくる建築家」、つまり住民とつながり、コミュニティを創造する仕事にシフトしている傾向にあります。

というより、そうならざるをえない。そうシフトしなければ、建築家が必要とさせることはなくなってきているのです。



もともと建築家を目指して鈴木恂先生の手法などを勉強していた私としては認めたくないのですが、デザインはあくまで付加価値。
建築物なんて最悪つくらなくてもいい、場所を構築することが建築家の役割ということを、残念ながら容認しなければならないのです。

逆に変われない建築家はこれから先の時代は生きていけないでしょう。

どんなに良い作品をつくっても、仕事が自動的に入ってこない世の中になるのですから・・・


そもそも私が建築家を目指したのは、安藤忠雄さんや伊藤豊雄さんの建築家としての生き方に憧れたからです。

建築家になるには明確なプロセスが用意されていました。

時代の流れを読み、私は生き方を変えましたが、以下ののプロセスを私も辿ろうと考えていたのです。

つまり・・・
→ 最初は親戚や友人宅の設計
→ それを雑誌やコンペに投稿
→ 賞を受賞すれば次の仕事につながる
→ これを何回か繰り返す
→ 大規模住宅、集合住宅の依頼が来る
→ 商業施設やオフィスの依頼が来る
→ 公共施設の依頼が来る
→ 世界からも評価され世界中から建築の依頼が来る
→ 巨匠として認められる


そして今の大学で教えている教授もこのプロセスを辿ってきた方々。

ですから、デザイン、造形、コンペで勝つ方法だけを熱心に教えている方が多いのもそのためです。

もちろんこれらのことを悪いといっているのではありません。

すべて建築家にとって大切なことです。


しかしながら、今はもう一歩先に進まなければ通用しません。

デザインや造形はできて当たり前、そこにコミュニケーション能力、マネジメント能力、全体最適思考といったスキルも併せ持たなければ、社会から相手にされないのです。


大学教育から変えていかなければ、仕事がない建築家がますます増えていくことでしょう。


建築家にとっては大変な時代が到来します。


建築における「脱構築」主義(Deconstructivism)が、ポストモダンのあと1980年代後半~2000年代くらいまで建築界を席巻していたことになぞらえると、

これからはまさしく「脱建築」と呼ばれる時代がやって来るのではないでしょうか。


ainak(アイナック)のホームページはこちら
http://www.ainak-net.com/

株式会社ainak(アイナック)

Facebookページも宣伝



にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ
にほんブログ村




山形県 ブログランキングへ



関連記事

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://rashi0913.blog101.fc2.com/tb.php/18-d9f14831
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。