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昔は「○○普請」が当たり前!まちづくりは市民が主役!



先日、建築家のみなさんに怒られるのを覚悟の上で、

「建築家の時代は終わってしまった」と述べました。

そして、建築家は

イノベ―トを図り、市民を巻き込む形で、建築ではなく場所をつくる人に変わらなければならないといいました。



今回は、市民側にフォーカスしてまちづくりを考えていきたいと思います。


早速ではありますが、みなさん

いつから市民はまちづくりに関わらなくなったのでしょう?


現在は、あまり馴染みはありませんが、昔は「普請」という言葉がよく使われていました。

「普請(ふしん)」とは、広く平等に奉仕を願う事であり、社会基盤を地域住民でつくり維持していくことをいいます。


そしてもっとも一般的なのが、「家普請」でした。

昔は家を建てるときの人手が足りなかったため、上棟の際はご近所の人たちみなさんが家づくりを手伝ってくれました。

「お互い様」が合言葉のように飛び交っていたことでしょう。

岐阜県の合掌造りが有名な白川郷では、昔から「結」と呼ばれる村の共同作業によって、茅葺き屋根を地域住民総出で葺き替えていました。(最近は人手不足でボランティアなども募っているみたいですが)

白川郷


私の地元の山形県酒田市では自治会で側溝掃除や草刈りを行う「溝普請」なるものが今でも存在します。

さらに江戸時代には道をみんなでつくる「道普請」、池を守る「池普請」など、さまざまな扶助活動がありました。


この「普請」のならわしが無くなるにつれて、市民がまちづくりに関わりをもたなくなったといっても過言はないでしょう。



その要因は、明治維新から現代までの流れを大きな視野でとらえると見えてきそうです。

① 市民が行政に仕えるという形から、行政が市民をサポートするという形に変わったこと。

つまり、まちをつくる作業を行政が行うようになり、市民が団結する機会がなくなりました。

たとえば道路づくり。

市民が道をつくるよりも国や行政のほうが大金を注ぎ込めるため、大きな道路(鉄道も整備)が増加します。

そのため、都市に出やすくなり、都市に憧れを持つ人たちが地方から移住し、人口流動がおきました。

都市に憧れを持つ人はそもそも地方の自治会などに嫌気を抱く人が多く、人と関わらなくても生きていける都市は居心地がいいと思うようになります。

会社や仕事上の団結はあっても、誰かと協働してまちをつくるということはなくなったのです。


道路工事


② 年貢が廃止され、税金が課されるようになったこと。

年貢を納めるために五人組制度なるものがありましたが、こうした連帯責任が崩壊し、隣人とのつながる必要がなくなりました。

団体ではなく、個人の力で生き抜かねばならなくなり、経済が発展するにつれて競争社会に変化。

個人主義の考え方に変わっていったことも大きな要因ですね。

田んぼ



③ 農業から工業、サービス業に携わる人が増えたこと。

つまり、仕事をする場所が限定されなくなったこと。

より、稼げる場所に移動して仕事ができるため、特定の場所に執着する必要がなくなります。

そして永住するわけではないので、まちづくりに携わろうという意識は薄れます。

また、サービス業や近年ではインターネット事業にも当てはまりますが、大勢ではなく、個人で仕事ができるようになったことも大きいと思います。

さらに工業の発展により、農業自体が機械化した点も影響します。
大勢で協力して作業をする必要がなくなったのです。



江戸時代に回帰しようというのではありません。歴史には必ず意味があると思っているので、昔に戻るという考え方は否定します。

だったらなぜ、今もう一度、コミュニティの創造が求められているのでしょうか?


それは以前も申し上げましたが、あまりにも市民がまちに繰り出さなくなったからです。

どんなに行政と建築家がハコをつくっても、市民が室内から外に出てきません。

市民がまちに出てこないと、まちは潤いません。

そして、何よりも今まで頼っていた行政の力が、国からの資金や税収が減少し、弱まりつつあります。


じゃあ誰がまちをつくるのか?


そう、「市民」しかいないのです。


これからは多くの市民が自発的にまちづくりに参加した地域ほど豊かになります。


「建築家」が「市民」にシフトしていかなければならないのと同時に

今後は
「市民」が「建築家」になっていかなければなりません。

かっこよくいうと

「シチズン・アーキテクト」

ですかね・・・

流行るかなぁ~笑


そしてお金がない行政の立場としては、市民の税金を注ぎ込んでまで意味のない「ハコモノ」をつくる必要はありません。
どうせ機能しません・・・

それよりも、まちづくりに携わる市民を支援することをやるべきです。


建築家を辞めて、完全に市民側へとシフトした私。

今回はちょっと熱く語りすぎちゃいました・・・


「○○普請」。

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